5 包括的指示で行える救急救命処置はどれか。1つ選べ。
1 ブドウ糖溶液の投与
2 アドレナリンの静脈内投与
3 血糖測定器を用いた血糖測定
4 気管内チュープによる気道確保
5 乳酸リンゲル液を用いた静脈路確保
解答 3
【AIによる解説】
第5問は、救急救命士の特定行為(医師の指示の形態)に関する問題です。
救急救命士が行う処置は、医師の指示が必要な「特定行為」と、自身の判断で行える「一般の救急救命処置」に分かれます。さらに、特定行為の中でも「具体的な指示(オンライン)」が必要なものと、「包括的指示(オフライン/プロトコール)」で行えるものがあります。
解説:包括的指示で行える処置
正解は3(血糖測定器を用いた血糖測定)です。
3 血糖測定器を用いた血糖測定:
血糖測定は、かつては具体的な指示が必要な処置でしたが、現在は包括的指示(プロトコールに従い、個別の電話連絡なしで実施可能)で行える処置に含まれています。これは、低血糖による意識障害を迅速に評価し、早期治療に繋げるためです。
他の選択肢の分析(具体的指示が必要な処置)
選択肢1、2、4、5は、救急救命士法に定められた特定行為であり、実施にあたっては医師による「具体的な指示(オンラインメディカルコントロール)」が必要です。
1 ブドウ糖溶液の投与:
血糖測定により低血糖が確認された意識障害者に対し、医師の具体的な指示を得て実施します。
2 アドレナリンの静脈内投与:
心肺機能停止状態の傷病者に対し、医師の具体的な指示を得て実施します。
4 気管内チューブによる気道確保:
認定を受けた救急救命士が、医師の具体的な指示を得て実施します。
5 乳酸リンゲル液を用いた静脈路確保:
心肺機能停止状態、または重度傷病者(ショック等)に対し、医師の具体的な指示を得て実施します。
救急救命士としての臨床的視点:指示体制の理解
救急現場での活動を円滑に進めるためには、どの処置に「電話(具体的指示)」が必要かを正確に把握しておく必要があります。
包括的指示(プロトコール):
血糖測定
聴診器による心音・呼吸音の聴取
血圧測定、パルスオキシメータの装着など
これらは現場の判断で迅速に開始します。
具体的指示(オンラインMC):
静脈路確保(点滴)
薬剤投与(アドレナリン、ブドウ糖)
高度な気道確保(気管挿管、ラリンゲアルマスク等)
これらは「ドクター、指示をお願いします」というやり取りが必須です。
ビデオ通話等の活用:
近年では音声だけでなく、映像をリアルタイムで医師に送りながら指示を受けるシステムの導入も進んでおり、より正確な具体的指示を受けられる環境が整いつつあります。
「血糖測定は現場の判断(包括的指示)でOK、薬や針を使う処置はドクターの具体的指示が必要」とシンプルに整理しておきましょう。
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